「かける前の下準備」と「かけ方」でポイントがあります。
しかも、このポイントをしっかり抑えるだけで、
ツヤがでるだけでなく、髪がパサつかなくなったり、
広がりづらくなったり、寝ぐせがつきづらくなったり・・・
色々メリットがあります。
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もちろん、髪質改善にも効果のある乾かし方ですので、
あなたも、これを機会にぜひ実践してみてくださいね。
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【1】かける前の下準備(その1)
まずはじめに「洗い流さないトリートメント」を付けて下さい。
オイル、クリーム、ローションタイプなど色々ありますが、
オススメは・・・
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乾かした後、ベタツキや重さがなく、自然なしっとり感がある
ローションタイプがオススメです。
何故なら、ローションタイプは比較的
栄養分や保護成分が高濃度だからです。
それでいて、重くなりづらいのがいいところです。
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中間から毛先にかけて丁寧に馴染ませて下さい。
その後、手に残ったトリートメントは、
頭頂部の表面に撫でるようにうすく付けて下さい。
これがとても重要です。
ツヤが出やすくなるポイントなので、必ずしてくださいね。
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しかも、表面に洗い流さないトリートメントをつけることで、
保護膜が形成されて、髪に静電気が起きづらくなります。
ぜひやってみてくださいね。
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【2】かける前の下準備(その2)
洗い流さないトリートメントを丁寧につけたら、
粗い目のクシで乾かしたあとのスタイルに近い形になるように
優しくとかしてください。
これをすることで、髪の毛流がととのいますので、
乾かしたあとのまとまりや、スタイルの再現性が高くなります。
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当店でお客様に確認してみると、
このクシでとかす。という工程をしていない方が
結構多いです。
これをするのと、しないのとでは、
乾かしたあとの仕上がりにかなり差がでますので
必ずしてくださいね。
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ちなみに、粗い目のクシとは・・・
こういうものです。
美容室ではジャンボコームといって、数百円で販売していますが、
実はこれと同じようなものが100円均一にも売っています。
どちらでも大丈夫ですので、ぜひ購入して使って下さいね。
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ここまでで、下準備は終わりです。
お疲れ様でした。
ここからが本番です。
髪を乾かしていきましょう。
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【3】かけ方(その1)
まずはじめに、根本から乾かしていきます。
とくに、えり足や後頭部の根本は、
乾かし残しができやすく、半乾きになりやすいところです。
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朝起きたらえり足がはねたり、からまったりするのは、
ここが乾ききってないことが多いです。
そのままにしてしまうと、
髪がからまったり、広がりやすくなりますので、
最初に意識して、乾かしてしまいましょう。
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また、お客様に確認をしていると
表面から乾かしたり、顔周りから乾かす方が多いようですが、
表面や顔周りは、1番ドライヤーの風があたりやすく、
乾きやすいところです。
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つまり、オーバードライ(乾かし過ぎ)に
なりやすいところなのです。
なので、顔周りや表面は最後に乾かしてあげてください。
オススメの順番は、
1. えり足、後頭部の根本〜中間
2. 顔周り(前髪も含む)、サイドの根本〜中間
3. 頭頂部表面の根本から中間
4. 毛先全般
以上が当店がおすすめする順番です。
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ちなみに、仕上げの時は、
基本的に上から下にドライヤーの風をあてるようにしてあげると
キューティクルが整って、ツヤがより一層増します。
なぜなら、キューティクルは
根本から毛先にむかってウロコ状に生えているからです。
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しかも、キューティクルが整えば、
中の保湿成分や水分も逃げにくくなりますので、
乾燥を防ぐとこができます。
これも大切なポイントの一つです。
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【4】かけ方(その2)
80%〜90%くらい乾いてきたら、
最後の仕上げは手ぐしで髪をなでながら乾かして下さい。
このときも、風は上から下に向けて当てて下さいね。
もし、上から下に当てるのが大変なら
この仕上げのときだけでも構いません。
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仕上げの時は、必ず上から下に当てて下さい。
なぜなら、髪は・・・
完全に乾く瞬間にカタチが決まるからです。
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つまり、仕上げの時に適当に乾かしてしまうと、
キューティクルが色んな方向に向いてしまい
バサバサのまま仕上がってしまうのです。
なので、極端に言えば80%〜90%は適当でもいいので、
最後の仕上げの時は、必ず上から下に向けて風当てて下さい。
下準備の時点で、くしで整えてあれば、
80%〜90%をある程度適当に乾かしたとしても
結構まとまるようになっているはずです。
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もう一度いいますね。
髪は完全に乾く瞬間にカタチが決まります。
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最後が勝負です。
頑張ってくださいね。
☆おまけ
また、前髪はブラシで軽く撫でながら乾かすと
毛流が整って、キレイにまとまるようになります。
分けぐせが気になる方は、
交互になでてあげると、分けグセも治りやすくなります。
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乾かし方を言葉で説明するのが難しいですね・・・
これは、後日動画で解説しますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。